お知らせ

音楽と観劇の会『芭蕉通夜舟』

「音楽と観劇の会」この次にご案内するのは『芭蕉通夜舟』です。

『芭蕉通夜舟』は、1983年に初演された井上ひさし作の舞台作品で、松尾芭蕉の40年にわたる俳人としての人生を、富士三十六景になぞらえて全三十六景で描かれた、ほぼ一人芝居です。井上ひさし生誕90周年となる本年11年ぶりに上演され、芭蕉役は確かな演技力で定評のある内野聖陽が演じます。今回もメ~テレ事業さんのご尽力により見やすいお席をご用意しておりますのでこの機会に是非ご観劇ください。

井上ひさし 作 鵜山仁 演出
出演 内野聖陽 小石川桃子 松浦慎太郎 村上佳 櫻井優凜  ほか

【あらすじ】
1662 年春。後の大詩人である松尾芭蕉も、今はまだ料理人として召し抱えられたばかりの詩人の卵である。4 年後主君の 急死により武士として生きる道を絶たれてしまうが、主君の師匠に見いだされて俳諧の修行を積むことになり、その才能 を開花させる。誰よりも早く出世を果たし、売れっ子になっていく芭蕉。しかし、周囲からもてはやされ、金銭的にも恵まれた日々に、なぜか虚しさを覚える。「私のこの道は、この才能は、こんなことのためにあるのだろうか…。」長い 苦悶の末、芭蕉はついに自分の人生の意味を見つけ出す…。