キワニスクラブは1915年1月21日、米国ミシガン州デトロイト市に設立された民間の奉仕団体です。
名称の「キワニス」は、アメリカのデトロイト周辺に住んでいた先住民の言葉「Nunc Kee-wanis」(みんな一緒に集まる)に由来しています。
そしてこの言葉を冠した国際キワニスは、世界の三大社会奉仕団体の一角をなし、概ね85の国と地域に広がっています。約6,500のクラブがあり、約16万人の会員が奉仕活動に取り組み、親睦を深めています。
当初は米国とカナダで発展していましたが、1963年にはヨーロッパの3都市にも広がり、アジア太平洋地域での最初のクラブは、1964年1月に設立された東京キワニスクラブでした。
キワニスインターナショナル
キワニスアジア太平洋
キワニスの6つの目的
キワニスの基本的な精神は1924年の国際キワニス年次総会で決議された「キワニスの6つの目的」に表されています。
- ものより心を重んじよう
- 自分がされて嬉しいことを、他人にもしよう
- 仕事の質を高めよう
- きまりを守り、社会に尽くそう
- 友情をつちかい、力を合わせて、活動を進めよう
- 国を愛し、善を高め、夢をはぐくもう
キワニスの奉仕活動
現在世界のキワニスクラブは、「Serving the children of the world(世界の子どもたちに奉仕する)」、というモットーのもと、未来を担う子どもたちのための活動を行っています。
国際キワニスによる世界中の子どもたちの幸せのための奉仕活動の中では、「ヨード欠乏症撲滅運動」と「キワニスドールプロジェクト」が特徴的です。
また、2011年から2015年までユニセフ(国連児童基金)と共同で行った「エリミネイト・プロジェクト(妊産婦・新生児破傷風撲滅運動)」は、推定3億8700万の破傷風ワクチン注射に必要な資金、1億1000万ドルを集めました。これにより、世界中の27の国からこの病気が撲滅され、約6千万人の母親と産まれてくる赤ちゃんの命を救いました。
日本のキワニス
東京に次いで、1966年に名古屋キワニスクラブが設立され、その後各地に広がり、2024年6月現在では日本国内に41のクラブが設立され活動しています。
日本国内のキワニスクラブ一覧国際キワニス日本地区
キワニス日本財団