名古屋キワニスクラブとは

キワニスクラブは民間の奉仕団体で、広く世界中で活動を行う団体です。「名古屋キワニスクラブ」は国際キワニス加盟クラブとして1966年1月24日に発足しました。
以来社会奉仕団体として、様々な寄付や表彰事業を行っています。

KIWANIS INTERNATIONAL

会長あいさつ

 皆様 こんにちは。名古屋キワニスクラブ会長の紀村英俊です。

 「キワニスクラブ」は、ロータリークラブ、ライオンズクラブとともに「世界三大奉仕団体」の一つであり、地域貢献、とりわけ、子ども達への奉仕を行う国際ボランティア組織です。ちなみに、「キワニス」は米国先住民の言葉「Nunc Kee-wanis」(みんな一緒に集まる)に由来しています。
 「キワニスクラブ」は、1915年に米国デトロイトで生まれ、「キワニスインターナショナル」(国際キワニス 本部:米国インディアナポリス)の下、今や概ね80か国、8,000クラブ、45万人程度のメンバーが世界中で活動を展開しています。その国際キワニスに加盟する名古屋キワニスクラブは、我が国41クラブのうち東京に次いで1966年1月に日本で2番目のクラブとして設立されました。以来、50有余年にわたり主として将来を担う子ども達のために、国際キワニスの「Serving the Children of the World」(世界の子ども達に奉仕する)の理念・モットーの下、独自の多様な取り組みをはじめ様々な活動を行ってきています。

 昨今の子ども達をとりまく状況に鑑みると、社会環境は厳しさを深めており、我が国では、児童虐待対応件数が増加傾向ですし、9人に1人の子どもが貧困状態にあるといわれています。また頼りたいけれど頼れない子どもの孤立も顕在化してきています。他方、子ども達は、守られるべき弱者であるばかりではなく、SDGs(国連の持続的な開発目標)において、変化の担い手と位置づけられている他、「子どもの権利条約」により、子ども達の4つの権利(生きる、育つ、守られる、参加する権利)が定められました。こうした中、我が国において、「こども基本法」の制定、「こども家庭庁」の発足の下で、「こども政策」の充実・強化などの動きが矢継ぎ早におこってきています。また企業のフィロソフィーやリスクマネージメントにおいても子ども達も含めた人権配慮の意識が高まり、具体的行動がおこってきています。私ども名古屋キワニスクラブとしても、子ども達が笑顔で暮らせ、夢と確かな未来を育むことが願いであり、私どもの活動はもとより、子ども達への支援の輪が一層広がっていくことを願っています。

 名古屋キワニスクラブは、以下のように様々な社会奉仕活動に会員メンバーが一丸となって積極的に取り組んでいます。
① 病気の子ども達を勇気づける「キワニスドール」の製作と寄贈
② 長年にわたり社会奉仕分野で活動されている方々の功績を称える「社会公益賞」の贈呈及び将来本が大好きな子ども達になって欲しいとの願いを込めて地域の病院・福祉施設等に図書を供与する「キワニス文庫」の贈呈
③ 「キワニスの森」において実施する「キッズインタープリター(子ども自然案内人)養成事業」の支援
④ 児童福祉施設の子ども達を「一日大学生」として招待する「ようこそ大学へ!プロジェクト」への協賛(キワニスルームの設営)
⑤ 全世界のキワニスクラブが何らかの奉仕活動を年一回行う「キワニスワンデー」の実施
⑥ 独自の奨学金制度の実施
⑦ 児童養護施設への支援(コロナ禍での物資支援、食糧支援、キャリア教育支援)
⑧ なごや子育てフォーラム・里親フォーラムあいちの支援
⑨ 各種募金活動 など

 また当クラブの活動は活発であり、原則毎週金曜日には「例会」を開催し、子ども関連のみならず、経済、社会、国際、文化、芸能等々幅広い分野にわたり有識者、オピニオンリーダー等をお招きし、ご講話をいただいています。こうした例会活動に加え、各種委員会活動、各種リクリエーション等のクラブ活動や社会奉仕活動自体が相俟って、会員一人一人が親睦を深めつつ成長し、当クラブのメンバーシップ向上につながるよう努めています。

 当クラブは、様々な職業、企業・個人事業主の会員から構成されており、我が国の中でも最大規模であり、「和気あいあい」とした雰囲気です。新しい会員メンバーを歓迎いたします。子ども達の夢を育む活動をこれからも一層広げていきます。

 改めまして日頃より大変お世話になっている関係する皆様に感謝申し上げるとともに、今後とも一層のご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2023年10月吉日
名古屋キワニスクラブ
会長 紀村 英俊

名古屋キワニスクラブについて

会長
紀村 英俊
設立
1966年1月24日
会員数
男性会員:113名
女性会員:12名
計:125名(令和5年10月1日現在)
例会場
名古屋マリオットアソシアホテル
名古屋市中村区名駅1-1-4
例会日
毎週金曜日 12:30~13:30
活動状況

1. 国際キワニスの目標にそった活動

  • キワニスこども基金への寄付
  • キワニスドールプロジェクト
  • その他

2. 当クラブの重要事業・行事

  • 社会公益賞贈呈
  • 年次の事業
    • ・キワニス文庫寄贈
    • ・青少年教育活動支援

      なごや子育てフォーラム

      里親フォーラムあいち

      名古屋キワニスクラブ奨学金

      キッズインタープリター養成事業

      「ようこそ大学へ!プロジェクト」への協賛

    • ・クリスマス会
    • ・旅行会
    • ・ゴルフ会、音楽と観劇の会

3. 創立記念事業

  • 10周年 愛知青少年公園に植樹して
    「キワニスの森」を造林。
  • 20周年 徳川美術館へ陶壁画を寄贈。
  • 30周年 矢場町公園内にブロンズ像を
    寄贈。
  • 40周年 あいち少年少女発明とくふう展に
    おける『名古屋キワニスクラブ』
    賞の贈呈。
  • 50周年 名古屋キワニスクラブ奨学金制度
    を創設。
    愛知県のキッズインタープリター
    養成事業に協賛。

4. 過去に実施した奉仕事業

  • 国際的奉仕事業
    • ・ヨード欠乏症IDD撲滅運動(目標を達成)
    • ・エリミネイトプロジェクト(目標を達成)
  • 当クラブ独自の奉仕事業
    • ・家庭教育講演会
    • ・AKK・名古屋キワニス国際教育研究助成
    • ・あいち少年少女発明とくふう展への協賛
    • ・名古屋城復元事業に使用する杮板(こけら)の寄付(平成19年度)
    • ・例会費節約による臨時寄付(平成21年度)
    • ・開府400年事業「なごや子どもCity2010」寄付(平成22年度)